最優秀賞
- 深海で踊るるsquid
- 作新学院高等学校 3年生
- 生海 咲実
- 作者コメント:コロナ禍の現代。不安な気持ちを持ちつつ、自由を制限されがちな高校生活を送る私達。その3年間を深海に例えて、背景の色を決めました。未来を見据えて光輝く1人で有りたいと、自ら発光できるイカを題材に選び、ゼンタングルの手法を取り入れて表現しました。深海で、自分のらしい光を放ち輝くイカと自分自身の未来を輝かせたいと言う意味を込めて描きあげました。
- 審査員コメント:発光するイカの模様がまるでペイズリーという柄のように見えて、幻想性とどこかデザイン的な見え方のするおもしろい造形です。アルフォンス・ミュシャの作品を見るようでみていて心地良さを感じます。背景のグリーンも、ドロッピングやマーブリングといった現象的な技法を駆使して良いのですが、いささかモチーフのイカとの表現のズレが感じられ、両者の融合が欲しい所です。
イラストレーション部門賞
- 巣喰う
- 宇都宮クラーク高等学院 3年生
- 石川 雅
- 作者コメント:日本画や花札のような和を意識しました。
- 審査員コメント:人物の描写力があり目を惹きました。丸尾末広などを連想させる和のグロテスクな世界観も良いですね。もう少しモチーフを増やしてタイトルの「巣食う」をとの関係性を強めると良いと思います。継続する力があれば絵で食べていけるようになるのでは。今後の作品も楽しみです。
写真部門賞
- 流
- 栃木県立小山高等学校
- 大坂 実夢
- 作者コメント:自分の飼っていたベタという魚の写真を撮りました。ヒレの美しさが特徴的な魚なので、そこが主役になるような構図にしてみました。
- 審査員コメント:写真は、まず被写体の前に立たなくては写りません。でも同じ被写体の前に立ったからといってみんなが同じ写真を撮れるわけでもありません。今回の作品の場合、普段から観察してその美しさを熟知していたからこういう表現になった、と言えると思います。言い換えると、被写体がいかに美しいかがよく見えている人がその美しさを写真に収めることができるのだ思います。もっと様々なものをよく見て『見る力』を鍛えれば良い写真がたくさん撮れるでしょう。
クラフト、短編マンガ、キャラクターイラスト、エッセイ部門の優秀賞は該当なしとなりました。
入選
入選者一覧 ※順不同
- 松本 彩希
- ちっぴ
- 齋藤颯貴
- ヒッピー
- ゆっちゃ
- ひぐち
- ミズノ アキト
- 遠藤哲次朗
- 茂呂 賀奈子
- 伏田
- 手塚結愛
- すずきいおり
- ドキドキ
- 鈴木百夏
- 生海咲実
- タケウチマリカ
- チョコォ!
- 荒川楽
- 石橋愛那
- 廣澤七海
- 庄司ひめの
- サジ